「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/08/01

初秋

遠くの台風の影響だろうか、今日はちょっと涼しい。 八月と言えばもう初秋、と思いたい。 いつでも夏は、知らぬ間に過ぎ去っておりました、 という過去完了の時制で語られる季節だ。 初秋と言えば、 来たるべき人生の初秋に向けての準備を少年に説いていたのは、 R.B.パーカーの「初秋」の探偵スペンサーだったかなあ。 人生の初秋もまた、知らぬ間に訪れているものなのだろう。 人によって時期は色々だろうけれども、 語る時の時制については変わりあるまい。

珈琲と果物とヨーグルトで目を覚ましたあと、 目刺し、納豆、糠漬、味噌汁のいつもの朝定食を作る。 水曜日はお弁当作りは休みなので、ちょっとゆっくりしてから出勤。 それでもいつもより少し早い出社。 朝のオフィスは静かでいい。 昼食は近所でキーマカレー。 夕方退社。

帰宅してまずお風呂を済ませて、夕食の支度。 胡瓜もみと里芋の衣被で、ヱビスを一杯だけ。 つつましやかな人生にささやかな喜びを。 そのあと、茄子と挽肉の炒め物と、長葱と油揚げのお味噌汁、御飯。