「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/08/21

研究の躁と鬱

朝からかんかん照り。 今日も 9 時から 19 時までずっと気温が30度以上です、 というニュースを聞き、朝からブルー。 ラジオでグールド特集を聞きながら、いつもの朝食。 じゃこと若布の二杯酢、納豆に大葉、瓜の糠漬、獅子唐と湯葉の味噌汁、御飯。 昨日と全く同じ内容のお弁当を作り、出勤。

午前中はあれこれ小さな雑用的な事務仕事で暮らす。 昼食は持参のお弁当。 午後も、同じ調子で低調に。 むう、隣の天才プログラマは快調のようだ。 複数メンバがいることの良いところは、 誰かが調子が悪くても、誰かは調子が良いことかも知れない。

以前、ある偉い先生が、 共同研究の良いところとして同じような意味のことを指摘していた。 数学の研究は、 「お、この線はいけるぞ、いけるぞ、面白いことになってきたぞ!」というムードと、 「ああ、駄目だ、これも駄目だった、良く考えたら馬鹿みたいな下らない思いつきだった、 右も左も真っ暗闇よ、そもそも数学なんかして何がどうなるの。 もう紙漉き職人になるか、ドモ○ルンリンクル工場に勤めたい」的な気分とが、交代交代に訪れて、 躁鬱的になりがちだ。そういう時に、 二人以上いるとリズムが噛み合わないことで逆に難所を切り抜け易い、というのである。 夕方、早めに退社。 まさに、お湯のような空気。

夕食の支度。 食欲がないので、やはり素麺にしよう。 鯖の塩焼き(酢橘)、冷奴(茗荷と生姜)、冷やしトマト、 素麺(茗荷、酢橘)。冷酒を五勺。 食後に梨を一つ。