「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/12/31

後足で耳をかく

朝は曇り空。 いつものように珈琲で目を覚まし、 猫と一椀のヨーグルトを分け合い、 朝食の支度。 刻んだ若布入りの納豆、蕪の糠漬、煮染めの残り、 玉葱と若布の味噌汁、御飯。

朝風呂に入って、湯船で 「生成文法の企て」(N.チョムスキー著/福井直樹・辻子美保子訳/岩波現代文庫) を読む。 そのあとは、午前も午後も家事と読書など。 今日も平穏無事な一日だ。

猫が後足で耳をかこうとして、足が届いていない。 目があうと、ちょっとばつの悪そうな顔をしている。 私もこうなんだろうなあ……お互い歳だなあ、と思う。 「人生とは一個の撤退戦である」が私のモットーなのだが、 再びこの意味をかみしめるため、 冬の読書計画も順調なことだし、 私の心の古典「アナバシス」を追加して読み返すのも良いかも知れない。