「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/03/27

1975年の確率人間

昨日のランチも外食だったけど、 今日は水曜日だからという理由でまた外食。 そしてまたカレー。今日は昭和な感じの店でスープカレーか、 スマトラカレーか迷ったけど、前者で。 昼休憩に古本屋で 「確率人間」(R.シルヴァーバーグ著/田村源二訳/サンリオSF文庫) を買う。

「確率人間」の主人公は、世界の出来事はパターンを確率的に分析して予測できる、 と信じるデータ分析家。 その分析能力を買われて、アメリカ大統領を目指す政治家の選挙参謀になる。 そこで彼は莫大な資金を援助してくれる謎の相場師に出会うのだが、 その相場師は未来を正確に予言する能力があるようなのだ。 それは確率計算なのか、予知なのか……というようなお話。 まさに「ビッグデータ」とか「データサイエンティスト」とか「統計最強」とか、 最近のバズワードを思い起こさせる内容だが、 なんと 1975 年作(翻訳は 1980 年)。

夕方退社して、帰り道で食材を買って帰宅。 お風呂に入ってから、夕食の支度。 大豆と玉葱の三杯酢和えで酒を冷やで五勺、 豚肉の生姜焼き、キャベツの千切り、胡瓜の糠漬、御飯、菠薐草と油揚げの味噌汁。 食後に八朔を一つ。 最近の柑橘類はどれも、美味しいのだけれど甘過ぎる。 八朔だけでもこの酸味を守り続けて欲しい。 夜は読書など。 「死の谷を歩む男」(M.バスケス・モンタルバン著/田部武光訳/創元推理文庫)、読了。