「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/04/14

コッコバン

昨夜は、幸四郎の勧進帳を観て、 なんだか厄を払ったような、 「こいつは春から縁起がいいわい」的な感じだった。 そう言えば、三人吉三は来月の演目なのだが。

ああよく寝た。 あまりに寝過ぎて、珈琲だけの朝食。 朝風呂に入ってから、家事のあれこれと、合間の読書。 「ネロ・ウルフの殺人交響曲」(R.ゴールズボロ著/井口恵之訳/二見文庫) など。

昼食は、塩鯖、納豆(葱、ちりめんじゃこ)、 胡瓜と茗荷の糠漬、大根ともやしの味噌汁、御飯。 午後も同じ調子で過す。 玉葱と人参が残っていて、少し飲んで飲みさしてしまった赤ワインがけっこうある。 これを一挙に処分するには……コック・オ・ヴァンだな、 と思い、鶏を買いに行く。 夏に放し飼いにされていた雄鶏を冬に締めて作る料理だということは、 知ってはいるが、街暮らしなのでそうも行かない。 やむをえず、一羽分のガラを70円ほどで買い、 あとはちょっといいところの骨付き腿肉のぶつ切りを 500 円分ほど買って帰る。 血の代わりにレバを使うとこくが出て良いらしいが、 そこまで細かく気をつかう類の料理でもないだろうから、 今回は手抜きさせてもらう。

夕食は胡瓜と人参のサラダ、カルボナーラ、コック・オ・ヴァン、 ワインを一杯だけ。 食後に苺を少し。