「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/08/31

ベアトリーチェ

ああ良く寝た。朝食は軽めに、珈琲、ヨーグルト、チーズのサンドウィッチ。 少しラテン語の勉強をしてから、出動。 午前中はデリバティブ研究部会の定例自主ゼミ。 中心値と散布度の弱*位相に対する連続性など。 いつものように参加者とランチ。イタリアン。

帰宅。一服してから、お風呂に入って、湯船で 「神曲 煉獄篇」(ダンテ著/平川祐弘訳/河出文庫)の残りを読む。 運命の女性ベアトリーチェが降臨するのだが、 田舎の祭みたいに山車に乗ってがらがら登場するのはいかがなものか…… いかに車を引くのがグリフォンだとは言え。 「天国篇」はなかなかに読み辛いものだとされているので、一旦ここで「神曲」は中断。 湯上がりにビールを一杯だけ飲みつつ、通俗的に 「ダンテ・クラブ」(M.パール著/鈴木恵訳/新潮社)を読み始める。

夕方、身支度をして再び外出。 夜は神楽坂にて会食。

2013/08/30

五十年後のあとがき

今日も早起き。 朝から気温が高い。今日、明日は猛暑日らしい。 朝食のあと、サンドウィッチのお弁当を作って、出動。

昼休みにちょっと外に出たら、猛烈な熱風が吹きつけていた。 さすがフェーン現象。実際、午後の気温は体温を越えたらしい。 新刊書店で「ダンテ『神曲』講義」(平川祐弘著/河出書房新社)を買う。 この前のボルヘスの誕生日 8 月 24 日にボルヘスを読み返していたのが切っ掛けで、 ダンテの「神曲」に興味を持ち始めた昨今。 夕方退社して、素早く帰宅。

お風呂に入って、湯船の読書は「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 最終章「世界の分配」と、「五十年後のあとがき」。 最終章で、植民地獲得競争から第一次世界大戦の結末までを語り、 それでもなお希望を信じる言葉で一旦筆を置いた著者が、その五十年後に書いたあとがき。

湯上りに冷やした無花果を一つ、さらにポテトサラダの残りでビールを一杯だけ。 のち、素麺(錦糸卵、茗荷、生姜、大葉)。 夜はラテン語の勉強と、「神曲 煉獄篇」(ダンテ著/平川祐弘訳/河出文庫)など。

2013/08/29

早起き

昨夜あまりに早く寝たので、かなり早起き。 「古楽の楽しみ」を聞きながら「神曲 煉獄篇」(ダンテ著/平川祐弘訳/河出文庫) を読みつつ、流石に 5 時起床だと朝に余裕があるなあと思う。

朝食の支度をして、お弁当を作り、朝食を済ませて出動。 また湿度が上がり、真夏の気候。今日から週末にかけてまた猛暑の復活だとか。 これで最後だと良いのだが。

夕方退社して、散髪に行く。散髪中の読書も「神曲 煉獄篇」。 遅くなったので近所でカレーの夕食を済ませて帰宅。 お風呂に入って湯船の読書は「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 イタリアの統一とドイツ帝国の誕生。

2013/08/28

煉獄篇

今朝も空気が乾いて比較的に涼しいが、日差しは痛いほど厳しい。 秋はまだ遠い。水曜日なので昼は外食。 競馬新聞に没頭する老人たちに囲まれながら、 「神曲 煉獄篇」(ダンテ著/平川祐弘訳/河出文庫)を読みつつ、餃子を食べる。 夕方退社。

帰宅して、まずお風呂。湯船の読書は 「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 産業革命と、その頃の中国と日本とアメリカ。 湯上りに冷やした無花果を一つとスパークリングワインを一杯だけ。 夕食は、ポテトサラダ、キャベツ炒め、長葱の味噌汁、しらすと大葉の卵かけ御飯。

夜は「神曲 煉獄篇」を読んだり、ラテン語の勉強をしたり。 第一第二変化形容詞の別形。

2013/08/27

縦夏休み終了

朝起きると、知らぬ間に夏は過ぎ去っておりました、 と言いたくなる涼しい朝だが、天気予報によれば今週はまだ暑いらしい。 珈琲、ヨーグルト、いつもの納豆定食のあと、お弁当を作って出動。

昨日で縦夏休みは終了。 やはり夏休みは横にとらないと休んだ気がしないものの、 もう一日おまけの休みがある小さな幸せが毎週続くのも悪くない。 長く連続した休みをとるのが難しい人などは、この「縦休み」をお試しあれ。 猛暑が少しは過し易くなるかも。

早めに退社して帰宅。 夕方から、キッチンの水廻りの修理工事に入ってもらうため、あれこれ片付けと準備。 カレーライス、ポテトサラダ、らっきょうの甘酢漬けで、夕食も簡単に済ませておく。 のち、工事の立ち会い。一時間半ほどで完了。 この数日間、料理に困っていたのだが、これで解決。 蛇口も新品ぴかぴかで、めでたし。

夜はラテン語の勉強をしたり、「神曲 地獄篇」(ダンテ著/平川祐弘訳/河出文庫)を読んだり。

2013/08/26

地獄篇

いつもの納豆定食の朝食。 朝風呂に入って、湯船で 「神曲 地獄篇」(ダンテ著/平川祐弘訳/河出文庫)を読む。 午前中はラテン語の勉強など。 第一変化名詞の例外的な変化。

昼食はキャベツのアーリオオーリオ、チーズを少し、冷やした無花果、スパークリング・ワインを一杯だけ。 小一時間食休みをしたあと、「神曲 地獄篇」を読む一日。

夕食は、鶏手羽の黒酢煮(煮卵つき)、マカロニサラダの最後の残り、もろきゅう。 最後の縦夏休み日を祝して、冷酒を五勺ほど。 のち、素麺(茗荷、大葉、生姜)。

2013/08/25

牡蠣と半クラウン

昨夜は久しぶりに、熱帯夜ではなかったようだ。 寝室を出てもそれほど暑くない。外は小雨。 どうやら今日は久しぶりに、真夏日にもならないらしい。 珈琲、ヨーグルトだけの軽い朝食のあと、朝風呂。 湯船の読書は「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 ナポレオンの興亡。 午前の残りはラテン語の短文解釈など。

早めの昼食は、サンドウィッチ三種(胡瓜、チーズ、卵)、冷やした無花果を一つ、スパークリングワインを一杯だけ。 しばらく食休みをしてのち、午後は料理の仕込みや家事のあれこれ。 ポテトサラダと、鶏手羽の黒酢煮を作った。

夕食の支度。鶏手羽の黒酢煮、マカロニサラダ、葱のチキンスープ、御飯。 夜は、「神曲 地獄篇」(ダンテ著/平川祐弘訳/河出文庫)と、 「シャーロック・ホームズの最後のあいさつ」(A.C.ドイル著/阿部知二訳/創元推理文庫)。

この「最後のあいさつ」所収の「瀕死の探偵」の有名なホームズ語録に、 「大洋の底がどうしてぎっしりと牡蠣だらけになっていないのか、ぼくにはわからん」がある。 この知名度の高さに比べると、「半クラウン」の方は全くと言っていいほど知られていない。 ホームズがワトスンに半クラウン硬貨を何枚持っているかと尋ね、 ワトスンが五枚だと答えると、「ああ、少なすぎる、少なすぎる!実に運が悪いな」と嘆いた上で、 半クラウンは全部、時計用のポケットに入れて残りの小銭はズボンの左ポケットに詰めろ、 などとワトスンに指図するのだが、 この「半クラウン」は「牡蠣」よりギャグとして完成度が高いと思う。

今、思いついたことには、パブあるいはオイスター・バーの店名として「牡蠣と半クラウン」 は、なかなか洒落ていると思うのですが、どうですか。

2013/08/24

無花果

ああ良く寝た。 寝坊したので朝食は珈琲、ヨーグルト、チーズを少し。 朝風呂に入って湯船で 「ラテン語の世界」(小林標著/中公新書)を読む。 午前中はラテン語の短文解釈など。

早めの昼食はいつもの朝食的メニューで、 納豆(大葉、茗荷、ちりめんじゃこ)、たらこ、胡瓜の糠漬、茗荷と揚げ玉の味噌汁、御飯。 食後の昼寝ののち、午後も閑暇のうちに過す。 冷やした無花果とスペインの安物スパークリングワインを一杯だけ。 「シャーロック・ホームズの復活」(A.C.ドイル著/深町眞理子訳/創元推理文庫)より、 「アビー荘園」と「第二の血痕」。

夕食の支度。豚肉生姜焼き、キャベツ千切り、マカロニサラダ、もろきゅう、糸若布の味噌汁、御飯。 夜は、「七つの夜」(J.L.ボルヘス著/野谷文昭訳)の「第一夜 神曲」を参照しながら、 「神曲 地獄篇」(ダンテ著/平川祐弘訳/河出文庫)より第五歌、第二十六歌を読んだり。

2013/08/23

金曜日

朝食のあと、お弁当を作って出動。 今日も空気をしぼったら、お湯がしたたってきそうな蒸し暑さ。 午前、午後と仕事をして、さっと帰る。

帰宅してお風呂。 湯船の読書は「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 フランス革命、ロベスピエール。 夕食はお弁当用のおかずの残りの、青椒肉絲、マカロニサラダなどで簡単に済ませておく。

夜は「ビッグ・アップル・ミステリー」(アシモフ他編/常盤新平訳/新潮文庫)より、 「殺人は笑いごとじゃない」(R.スタウト)。 ニューヨークの各地域 12 箇所を舞台にした短篇ミステリを選んだアンソロジーで、 西 35 丁目はもちろんスタウトのネロ・ウルフの縄張り。

2013/08/22

鍋貼

昨夜の雨で少しは涼しくなったかと期待していたのだが、 湿度が上がってより蒸し暑いだけ。 朝食をとり、お弁当を作って、出動。 午前、午後と推敲仕事。 夕方退社。

帰宅して水分補給で一休みしてのち、お風呂。 夕食の支度。餃子の皮の残りを使い切る。 今日は皮の上下をくっつけただけで左右を解放したまま焼く焼き餃子。 神保町に詳しい方には「スヰートポーヅ」式、と言えばすぐに分かるだろう。 ちなみにウー・ウェン先生によれば、中国で餃子と言えば茹でるか蒸すものであって焼き餃子はないが、 鍋貼(ゴーティエ)あるいは火焼(ホアンヤオ)がそれにあたる、とのことである。 スヰートポーヅ式の焼き餃子は、老北京鍋貼(ラオベイチンゴーティエ)あたりであろう。

夜は、明日のお弁当のおかずにチーズオムレツと青椒肉絲を仕込んだり、 老眼鏡をかけてラテン語の勉強など。

2013/08/21

ミニピザ

比較的気温は低いが湿度が高くて蒸し暑い。 午前、午後とオフィスにて心静かに推敲作業など。 水曜日なので昼食は外で。 オフィスから一番近いインド料理屋に久しぶりに行く。 マトンのカレーと野菜のカレー。 夕方、近付く雨雲の動きを見計らって退社。 家に着く直前くらいに、土砂降りの雷雨。 かなり激しい雨だったが、三十分くらいで通り過ぎて行ったみたい。

まだまだ餃子の皮が余っているので、今日はミニピザにした。 餃子の皮にオリーヴオイルを塗り、ケチャップと適当な具を載せ、 チーズを振って、オーヴントースターで焼く。 こういう「素敵な奥さん」系の料理は不本意なのだが、やむを得ない。 と言いつつ、後片付けも楽だし、なかなか結構なものだな、と思った。

夜はラテン語の勉強と、「シャーロック・ホームズの復活」(A.C.ドイル著/深町眞理子訳/創元推理文庫)より 「金縁の鼻眼鏡」、「スリークォーターの失踪」など。

2013/08/20

水餃子

三日ぶりに外出して、オフィスへ。 外は猛暑らしいので、オフィスからは一歩も外に出ず。 しかし、外に出ないことにはお家に帰れないので、 夕方やむをえず炎天下を帰宅。やはり猛暑だ。

お風呂に入って湯船の読書は「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 クロムウェル、リシュリュー、そしてルイ十四世の治世のところ。 夕食の支度。餃子の皮を消費するために、今日は茄子とキャベツと油揚げの水餃子。 茹で上がったところを待ち構えて、黒酢と辣油で食す、を三度繰り返す。 お供は冷えた贋ビール。焼き餃子もよいが、水餃子もなおよし。 食後に巨峰を少し。

夜はいつものラテン語の勉強のあと、 "The Elements of Style" (W.Strunk Jr. & E.B.White 著/ Allyn and Bacon) をぺらぺらと。 今、昼間は英文の推敲作業をしているので、気持ちを盛り上げるため。 この題名をもじった "The Elements of Programming Style" (B.W. Kernighan & P. J. Plauger) という古典的名著があるように、この英文スタイル指南書は情報科学系の人に人気がある。 しかし、英語の専門家には、かなり批判的な人もいるようだ。 英文スタイルの本としての良し悪しについては、私には全く判断できないのだが、 推敲しよう、良い文章を書こう、というその気にさせる、という意味では、良い本だと私は思う。

2013/08/19

夏休み

相変わらず月曜日は夏休み。 昨夜は「捜査官ポアンカレ — 叫びのカオス」(L.ローゼン著/田口俊樹訳/ハヤカワ・ミステリ 1874) で夜なべしてしまったため、寝不足。 鍵になっている数学的部分については荒唐無稽の感はあるし、 プロットも終わってみればやや拍子抜けなのだが、 兎に角、勢いがあって、一気に読ませるスリラーだった。

いつもの朝食ののち一服してから朝風呂に入り、湯船で 「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫) を読む。 午前中はラテン語の勉強など。 昼食の支度時になったので、また餃子を作る。 今回は豚肉とキャベツを中心に、韮、生姜、大蒜などを入れた強い味の餡で。 昼食は餃子を焼いて即、冷えた贋ビールで食べる。 食後に昼寝。また二時間以上寝てしまった。

午後はマカロニサラダを仕込んだり、家事をあれこれ。 二度目のお風呂。 湯船の読書は「食卓は人を詩人にする」(山縣弘幸著/潮出版社)より、豚、雉、鶉、鶏の項目。 夕食の支度。 鯵の開きを焼いて、マカロニサラダ、キャベツの酢漬け、油揚げと茗荷の味噌汁、御飯。 食後に巨峰を少し。 うーん、このメニューのカオス感が日本の家庭料理というものだろうか。

2013/08/18

ジグソーパズル

ああ、良く寝た。かなり寝坊。 朝食は水とヨーグルトと巨峰だけで済ませておく。 洗濯をしてから、朝風呂。 湯船で「捜査官ポアンカレ — 叫びのカオス」(L.ローゼン著/田口俊樹訳/ハヤカワ・ミステリ 1874) を読み始める。 この週末の楽しみにとっておいたもの。

昼食は、鯵の開きを焼いて、納豆(昆布と大葉)、胡瓜の糠漬、韮の味噌汁、御飯。 良く寝たはずだが、また昼寝。二時間くらい寝てしまった。 相変わらず、いくらでも眠れる。 祖先が三年寝太郎か何かなのだろうか。 冷たい珈琲で目を覚まして、ラテン語の勉強をする。 ラテン語文の翻訳は、ちょっとしたパズルのようで面白い。 パズルの中でもジグソーパズルに似ている気がする。 夕方までは家事あれこれと、その合間の読書。

夕食は、豚肉とじゃがいもと茄子のグリーンカレーペースト炒め煮、 トマトとカッテージチーズのサラダ、油揚げと茗荷の味噌汁、御飯。 夜も「捜査官ポアンカレ」など。

2013/08/17

茄子の焼き餃子

今日も早起き。 水とヨーグルトとキウィと巨峰だけの簡単な朝食。 しばらく読書などして開店時間を待ち、近所のスーパーに買い出しに行く。 帰宅して朝風呂。 午前中は "The second confession" (R.Stout 著 / Bantam books) を読んだり。

昼食の支度。ポテトサラダの最後の残りと鯵の開きで贋ビールを始め、茄子の糠漬、山形だし、御飯。 茄子の糠漬には辛子があう。 食後にちょっと横になろう、と思ったが最後、二時間以上熟睡していた。 午後は読書など。

今朝、期限切れ間近で安売りしていた餃子の皮を買ったものだから、 夕食は焼き餃子。餡は茄子と豚肉。 韮と溶き卵のスープを添える。 茄子餃子、うまい! 餃子の皮はまだまだ沢山余っていて、 出来る限り早く使い切らなくてはいけないことをちょっと負担に思っていたのだが、 今は毎食餃子でも OK さ、くらいの気持ち。

夜は "The second confession" の大詰めを読んで、読了。

2013/08/16

鞄の中の楽しみ

今日も早起き。歳のせいだろうか、起きるのが段々と早くなってきた。 いつもの朝食のあと、オムライスのお弁当を作って出動。 鞄の中のオムライスを楽しみに午前中を過す。 普通の金曜日に、オムライスのアクセントを。 午後は鞄の中の「シャーロック・ホームズの復活」(A.C.ドイル著/深町眞理子訳/創元推理文庫) を楽しみに過し、夕方退社。 普通の金曜日に、ホームズのアクセントを。

夕食は近所の洋食屋にて。 「シャーロック・ホームズの復活」より「空屋の冒険」を読みつつ、冷たいビールを一杯だけ。 泡の出る飲み物は昼に飲む方が美味しい。

帰宅してお風呂に入り、湯船で「ノーウッドの建築業者」を読む。 夜はさらに、「踊る人形」、「ひとりきりの自転車乗り」、と読み進める。 いい夜だ。

2013/08/15

昼寝

昨日に続き、早朝に目が覚めてしまって、余裕のある朝。 朝食を済ませて、お弁当を作り、出動。 家の周りはすっかり夏休みの雰囲気で、人っこ一人いない。 猫達すら暑さを避けてどこかに消えている。

午前午後とオフィスで過す。 最近はこの炎天下に外を歩き周るのは危険だという認識から、 昼休憩の散歩を昼寝に置き換えている。 午後早い時間に退社。素早く帰宅。

水分補給をして一服してから、お風呂。 湯船の読書は、「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 夕食の支度。 卵とトマトの炒めもの、ポテトサラダ、山形だし、御飯、糸若布のスープ。 食後に巨峰を少々。

夜はラテン語の勉強と、 "The second confession" (R.Stout 著 / Bantam books) を読んだり。

2013/08/14

インド料理屋

あまりに早く寝過ぎて、かなりの早起き。 水曜日はお弁当作りを休むので、さらに余裕のある朝。 朝食のあとゆっくりしてから出動。 今日は久しぶりにオフィス一番乗り。 冷房が効いてくるまでに熱中症で倒れないよう水分補給。

昼食は近所のインド料理屋にて。 神保町はカレー天国で、インド料理屋も沢山ある。 オフィスから気軽に歩ける範囲だけでも数軒あって、 今日はそのうちの近い方から三番目くらいだが、 本屋街と方向が違うので滅多に行かない店。 マトン、茄子、ダールのカレー三種とサラダと巨大なナン。 食後に熱いマサラ・チャイ。

午後も軽めに作業をして、素早く退社。素早く帰宅して、すぐに水分補給。 体調が落ち着いてから、お風呂。 湯船の読書は、「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 夕食の支度。鶏肉の鍬焼き、ポテトサラダ、山形だし、御飯、オクラのチキンスープ。 食後に巨峰を少し。

夜は、明日のお弁当用のチキンライスを仕込んだあと、 ラテン語の勉強や、読書など。

2013/08/13

火曜日

三日ぶりに人里に下りて行く。 しかし、ほとんどの人間は避暑やヴァカンスに消えたらしく、人影は少ない。 オフィスから一歩も出ずに午前午後と過し、 夕方とも言えないほど早い時間に退社。山の涼しい洞窟に帰る。

帰宅。まず水分補給をし、一服してから、お風呂。 湯上がりに、冷やしトマトにカッテージチーズ、ポテトサラダで、贋ビールを一杯だけ。 その間に御飯を炊いて、鶏胸肉とピーマンの青椒肉絲、豆腐と長葱のチキンスープ。

夜は "The second confession" (R.Stout 著 / Bantam books) を読んだり、ラテン語の勉強をしたり。 動詞、名詞、形容詞の第一変化、第二変化を覚えたので、 その範囲で短いラテン語文の解釈など。

さて、洞窟の天井から逆さにぶら下がって寝るか。

2013/08/12

月曜日休み

月曜日は夏休み。通常通りに起床して、いつもの朝食。 朝風呂に入ったあと、午前中は "The second confession" (R.Stout 著 / Bantam books) を読んだりして、のんびり過す。

昼食はカレーライスとらっきょう甘酢漬け。 食休みにしばらく昼寝。 午後は料理の仕込みなど。 ラテン語の第一第二変化形容詞の活用を暗唱しながら、 実家産のキタアカリを蒸して、玉葱、人参、ピーマン、 蒸し鶏の残りとあわせてポテトサラダを作った。

夕方、再びお風呂。湯船の読書は 「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 上巻読了。 湯上がりに、ポテトサラダと醤油卵で冷酒を五勺ほど。 窓を開けて、雷鳴の轟く夏の夕暮れの蒸し暑さを楽しむ。 さらに、自家製の麺つゆで素麺(茗荷、生姜、山形だし)。

夏の夕暮れは素麺で充分に堪能したので、 そのあとは窓を閉め、夜も読書などして静かに過す。 気付いたら三日間ずっと家に篭り切りだった。 明日は人里に下りて行かねば。

2013/08/11

夏の夕暮れ

また寝過ぎ。 朝食は、ココナツミルク、ヨーグルト、ブルーベリー、オレンジ一つで軽く済ませておく。 洗濯をしてから朝風呂に入る。 湯船の読書は「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 午前中はラテン語の暗唱用カードを作ったり。

昼食は、豚肉とピーマンの青椒肉絲、マカロニサラダ、山形だし、御飯、豆腐と長葱の味噌汁。 食後にしばらく昼寝。 午後は家事のあれこれ、 その合間に "The second confession" (R.Stout 著 / Bantam books)の続きを読む。

あらゆる犯罪をマスターマインドする悪の天才ゼックの尻尾を、再び踏んでしまったウルフ。 自慢の蘭の温室をマシンガンで襲撃されたウルフは、その報復に立ち上がるのだが……というお話。 ホームズ対モリアーティ教授に対応するウルフ対ゼックものという観点からは、 ゼックの名前が初登場する "And be a villain" に続く第二幕。 これはさらに、第三幕 "In the best families" に続くが、 このトリロジーは残念ながら翻訳されていない。 ネロ・ウルフものとしては欠かせないエピソードのはずだが、 一つ訳すと三つ訳さなくてはならない羽目になるので、敬遠されたのだろう。

夕方、再びのお風呂から上がり、 窓を開けて、夏の夕暮れの蒸し暑さを楽しみながら、冷えた贋ビールを飲む。 オニオンスライスに胡麻油と自家製ポン酢と大葉のドレッシング、 鶏レバの生姜醤油煮のだし汁で作った醤油卵、 鶏肉と茄子とピーマンのグリーンカレー。

夏の夕暮れの素晴しさはビールとグリーンカレーで充分に堪能したので、 そのあと夜は、空調の効いた部屋で "The second confession" を読んだり。

2013/08/10

魚偏に時と書いて

土曜日の朝食は珈琲とブルーベリーとヨーグルトだけで済ませる。 ジーンズを洗濯してから朝風呂。 湯船の読書は「食卓は人を詩人にする」(山縣弘幸著/潮出版社) より魚介篇。

魚偏に「時」と書く字に「魚」と続けて「シーユイ」と読む魚が揚子江にいて、鱗の見事さと美味で知られる。 この立派な鱗をつけたまま調理して、その鱗をしゃぶるようにして鱗と身の間の皮のところを賞味するのだそうだ。 清朝の頃のあるお偉方が、水槽にこの魚を入れて揚子江から北京までの二千五百里を、 時々水を入れ替えながら馬三千頭で運ばせ、それでも生きたまま到着したのは千尾のうち二、三匹で、「一尾値千金」と呼ばれた、とか。 また、清朝も下って日清戦争の頃となると、 食通で知られた欽差大臣の李鴻章は、この魚を軍艦で揚子江から天津に運び、天津から北京へは陸軍の大部隊に運ばせたらしい。 なお、この魚は自らの美しい鱗が傷つくことを恐れて、網にかかると動かなくなるため、惜鱗魚(シイリンユイ)とも呼ばれる、と。 うーむ、いやはや、なんとも東洋的。

昼食は、 胡麻鯖の照り焼き、納豆(大葉、茗荷、ちりめんじゃこ)、茄子の糠漬、豆腐と長葱の味噌汁、御飯。 食休みにしばらく昼寝してから、午後も料理の仕込みなど。 昨夜から塩をしておいた鶏胸肉を蒸しながら、 ココナツミルクで作った飲み物を傍らに "The second confession" (R.Stout 著 / Bantam books) を読む。

夕方になって、二度目のお風呂。湯上りにマカロニサラダと贋ビールで一服してから、夕食の支度。 蒸し鶏とオニオンスライスに胡麻油とポン酢と大葉のドレッシング、山形だしをかけた御飯、 生姜と長葱のチキンスープ。食後に冷やした桃を一つ。 夜も "The second confession" など。

2013/08/09

マクシム

フルに十時間くらい熟睡して元気回復。 たっぷり朝食を食べて、お弁当を作り、家を出る。 今日も猛暑になるらしい。 午前、午後とオフィス。 かなり早い時間に今日の目標が達成されたので、 まだ夕方と言うにも早い時間だが、 さっさと帰ることにする。

土日月と自宅を出なくていいように、帰り道に食材を十分買い求めて、帰宅。 水分補給して一服ののち、お風呂に入る。 湯船の読書は 「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 湯上がりに、鶏レバの生姜醤油煮で贋ビールを始めながら、 「ラ・ロシュフコー箴言集」(二宮フサ訳/岩波文庫)を読む。 そのあと、鶏肉と茄子とピーマンのグリーンカレー。 うまい。やはり夏はタイ料理と薄いビールだ。

ラ・ロシュフコーの言葉で好きなものの一つは、 「われわれは皆、他人の不幸には充分耐えられるだけの強さを持っている」、かな。

2013/08/08

昨夜は飲み過ぎたので、朝食は珈琲、ブルーベリー入りヨーグルト、オレンジ一つだけであっさり。 作り置きのおかずを適当にお弁当に詰めて、オフィスへ。

夕方退社、さっと帰宅。 まず水分補給をして一服してから、お風呂。 湯上りに、冷奴(茗荷、大葉、鰹節)で贋ビールを一杯だけ。 続いて、マカロニサラダ、胡麻鯖の照り焼き。 食後に冷やした桃を一つ。 夜は "The second confession" (R.Stout 著 / Bantam Books) を読んだり、 ラテン語の勉強をしたり。

加齢による記憶力の減退は哀しいくらいに残酷で、 第二変化名詞の活用を覚えたら第一変化名詞の方を忘れているし、 両方何とか覚えたと思ったら第一変化動詞の活用を忘れている。 第一変化動詞の活用を覚え直したら、第一変化名詞も第二変化名詞も忘れている。 ざるで水を汲むような、と言うのは、こういうことなんだろうなあと、しみじみ。 ここまで記憶力が衰えると、知的な作業や仕事は困難だろうから、 昔の人が人生五十年と言ったり、四十にもなったら隠居して後進に道を譲ったりしたのは、もっともなことだなあと思う。

私もそろそろ隠居して、万年青や文鳥を育てたり、 昔はさぞ美人だったろう縞の着物の似合う師匠に長唄を習って、 あンた筋がいいよしっかりおやり、とか、気のない感じで言われたい。

2013/08/07

エピキュリアン

最近は蒸し暑いとは言え比較的気温の低い日が続いていたのだが、東京にも再び猛暑到来。 猛暑日は誰でも仕事を休んでいいことにしたらどうかなあ……と思いつつ出勤。 水曜日はお弁当を作るのを休む日なので、昼食は近所の洋食屋へ。

こういう日は木陰でモヒートでも飲みながらコクトー詩集でも読むのが、 快く、かつ、思慮ぶかく美しく正しい生活の仕方だと思うのだが、 エピクロスの悟りは現代人には遠い蜃気楼なのだろうか…… と思いながら、まだ午前中の洋食屋に入ると、 おじさんたちが各々のテーブルで、 ランチのプレートを肴に生ビールを飲みながら文庫本を読んでいた。 近所の古本屋のご主人たちとか、大手出版社の窓際族の方々だろうか、 現代人もなかなか豊かなようだ。いや、私は飲んでません。 午後も軽く仕事をして、夕方退社。

帰宅して、水分補給をしてから、お風呂。 湯船の読書は「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 湯上がりに、鶏レバの生姜醤油煮で冷えた贋ビールを飲んで一服していたら、 N 研究所に出張で来ている K 大の S 君から食事のお誘い。 神保町に出かけなおす。

2013/08/06

世界史

朝食とお弁当の支度をして、朝食を済ませて出勤。 気温は低いが、蒸し暑い。嵐の予感。 午後、定例のミーティングをしている間に大雨洪水警報が出た。 大雨にならないうちに退社。 既に雨が降り始め、息もできないような蒸し暑さ。

帰宅して、まずお風呂。 湯船の読書は 「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 お風呂上がりに、鶏レバの生姜醤油煮と冷酒を五勺で一服してから、夕食の支度。 鯵の開き、マカロニサラダ、山形だし、御飯、葱と生姜のスープ。 食後にオレンジを一つ。 夜は "The second confession" (R.Stout 著 / Bantam Books) を読んだり、ラテン語の勉強をしたり。第一変化名詞。

2013/08/05

マカロニサラダ

月曜日は夏休み。 珈琲、ヨーグルト、ブルーベリーで目を覚ましたあと、朝食の支度。 胡瓜の糠漬、たらこ、納豆と山形だし、御飯、豆腐と長葱の味噌汁。 朝風呂に入って、湯船の読書は 「若い読者のための世界史」(E.H.ゴンブリッチ著/中山典夫訳/中公文庫)。 若い読者ではないけれども。 ラテン語の第二変化名詞の変化を暗唱したりしているうちに昼。

昼食はカレーライス、自家製のらっきょう甘酢漬け、チェコの瓶ビール。 昼間に家で飲むビールは美味しい。 食後しばらく昼寝。親が死んでも食休み。 昼寝のあと目覚しにオレンジを一つ食べて、 午後は、読書と料理の仕込みなど。 マカロニサラダと、鶏レバの生姜醤油煮を作った。 買うと美味しくないけれど、自分で作ると必ず美味しい、 というタイプの料理があるもので、マカロニサラダはその例だと思う。

今日二度目のお風呂に入ってから、夕食の支度。 鯵の開きを焼いて、マカロニサラダ、山形だし、御飯、長葱と揚げ玉の味噌汁。 夜も「若い読者のための世界史」を読んだり。 今日もいい一日だなあ。

2013/08/04

悪の天才

八時過ぎまで寝てしまったので、 朝食は軽く珈琲と、ヨーグルトと、ブルーベリーを少々。 洗濯をしてのち、朝風呂。 午前中は料理の仕込みと読書など。 "And be a villain" (R.Stout 著 / Bantam Books)。

昼食は鯵の開きを焼いて、紐茄子の糠漬、山形だし、御飯、豆腐と長葱の味噌汁。 食後、しばらく昼寝。午後は読書と、家事のあれこれ。 夕方になって夕食の支度。 鶏手羽元と長葱の酢醤油煮の残りと醤油卵、 焼き茄子(生姜)、山形だしをかけた冷奴、御飯、紐茄子の味噌汁。 夜も読書など。"And be a villain" 読了。

私の最近の趣味の一つは、辞書を傍らにレックス・スタウトのネロ・ウルフものを読むことで、 ストーリーが面白くなくても面白いのだが、"And be a villain" はストーリーも面白い。 スタウトのベスト級に入るのでは。これは翻訳を出すべきだと思うなあ。 ところで、この長編には、ウルフの宿敵で悪の天才アーノルド・ゼックが、ある巧妙な犯罪の黒幕として登場する。 「巧妙」と言っても、「赤毛連盟」の強盗計画や、ブラウン神父ものに出てくる怪盗フランボウの犯罪にも似て、 あまり現実的とは思えない、よくぞそんな馬鹿馬鹿しいことを思いつきましたね、 というタイプの巧妙さなのだが、そこが天才的犯罪者のユーモアと言いますか……天才的なところ。

それはさておき、スタウトはシャーロッキアンだったので、 モリアーティ教授に対応する悪のキャラクタを創造せずにはいられなかったと見える。 ゼックが初登場するこの "And be a villain" には、確率論が専門らしき数学者も登場するが、 それもホームズへのオマージュをほのめかすためだろう(モリアーティは元数学教授)。

2013/08/03

パイナップル

盛蕎麦に山形だしの朝食のあと、定例のデリバティブ部会自主ゼミへ。 明日からのファイナンス系研究会のため上京した R 大の女子学生 4 人が飛び入り参加。 女性が多数派になった上に、お菓子を差し入れしていただいたりして、いつもとは一味違った雰囲気。 ランチは参加メンバでタイ料理。 タイ料理ではパイナップルを使うときがあるが、 この味覚のセンスはなかなかのものだなあと思いつつ、 パイナップルと海老のカレーを食べたり。

帰宅して、午後はお風呂に入ったり、 "And be a villain" (R.Stout 著 / Bantam Books) を読んだり、ラテン語の暗唱用カードを作ったり。 夕食は昨日作った鶏手羽元と長葱の酢醤油煮と、 そのだしに一晩漬け込んで作った醤油卵、 胡瓜もみ(ちりめんじゃこ、糸若布)、紐茄子の糠漬、御飯、豆腐と茗荷の味噌汁。

夜も "And be a villain" など。

2013/08/02

かき氷

今日も比較的に涼しい。 メンバの持ち込みによる提供で、オフィスに氷かき機とミキサーが登場。 これで生産性が急上昇するに違いない。 いや、ひょっとすると、いっそ、かき氷屋に転業する手もあるのではないか?

ベンチャーと言うと、ついITとか新素材とかIPS細胞とかに気持ちが向きがちだが、 スターバックスやアマゾンのことを思えば、かき氷で挑戦してどこがいけないのか。 アメリカ人に、フランス人に、中国人に、ケニア人に、 本物の日本のかき氷の素晴しさを伝え、「かき氷体験」(しゃくしゃく、きーん)を売ることは可能に違いない。 しかも、地球は高温化している。 近いうち、フィンランド人にだってかき氷を売れるだろう。 地球上の全ての街の 1 ブロック毎に神保町かき氷屋を作れるくらい市場があるのではないか。 などと妄想しているうちに午後も過ぎて、夕方退社。

今週の東京は気温が低いとは言え湿度は物凄く、 汗をあまりかかない私でも、少し歩くと汗が吹き出してくる。 ああ、ここにかき氷屋があれば! 帰宅して、まず水分補給をしてから一休み。 そのあとお風呂。 湯上がりに、冷奴(茗荷、大葉、生姜)で冷えた贋ビールを飲む庶民の幸せ。 そして、ゆるゆると、夕食の支度。 メインは鶏手羽元と長葱の酢醤油煮。 御飯に山形だし、大和芋のとろろ汁(大葉)。

2013/08/01

山形のだし

小雨の降る朝。気温も低い。 いつもの朝食のあと、お弁当を作って出勤。 もう八月か。早いなあ。 そんなわけで、「暮しの手帖」の 8-9 月号を昼休みに新刊書店で買った。 夕方退社。 午後からは晴れて、気温も上がり、大変な蒸し暑さ。 知的な文化は空気が綺麗で乾いた土地にしかない、 と書いていたのはニーチェの「この人を見よ」だったかなあ、 などと思いつつ帰宅。

帰宅して、水分補給をして一服してから、お風呂。 湯船の読書は "To save everything, click here" (E.Morozov著 / Allen Lane)。 夕食の支度。 昨日から仕込んでおいた山形の「だし」、塩鮭、御飯、大和芋のとろろ汁(浅葱)。 「だし」をかけた御飯が美味しい。夏だなあ。 食後にオレンジを一つ。 夜は、ラテン語の勉強をしたり、 "And be a villain" (R.Stout 著/ Bantam Books)を読んだり。

山形の「だし」は主に胡瓜と茄子などの夏野菜を小さく刻んで、 そこに生姜や茗荷などの薬味の微塵切りにしたものも混ぜ、 醤油をかけてしばらく冷蔵庫に置いただけのもので、主に御飯にかけて食べる。 オクラなどの粘りのあるものも入れるとなお良し。 聞いただけでは「?」な感じだが、試してみると意外に良いものだ。 夏の暑い時には素晴しく美味しくて、他の季節だと特にそうでもない不思議な料理で、 元気な夏野菜の味をその季節に集中して味わうところに良さがあるのだろう。