「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/02/14

雪と熱燗と新香巻き

雪。夜のうちから降り始めたようだ。先日の大雪ほどではないが、結局、一日雪は降り止まず。

こんな日は一日外に出ずに、ヴァン・ショーでも飲みながらクロフツの地味な倒叙推理小説を読んだりしていたかったのだが、 勤め人としてはそういうわけにも行かず、やむなく出勤。

夕方退社。雪の中をわざわざ出て来たのだから、ちょっと贅沢をするかな、と思い、雪の降る中を鮨を食べに行く。 にぎりを一通り、熱燗を一合とヱビスビール。かすごと雲丹が美味しかった。最後の巻きものは沢庵。

私の好みは万事安上がりにできているらしく、巻きものについても、 酢飯との相性の良さ、素朴さ、歯応え、手堅い美味しさからして、沢庵の新香巻きがベストだと私は思う。 いやまあ、干瓢巻きも、山葵巻きも、トロタクも良いものではあるが。