「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/02/17

メグレ警視の食卓

また月曜日か。今日も寒い。まだ道路の脇には大きな雪の塊が残っている。

昼休憩に古書店で「メグレ警視は何を食べるか?」(R.J.クールティーヌ著/ 菊池道子訳/文化出版局)を買った。著者はラルース料理事典の改訂やクセジュ文庫の「味の美学」で有名なクールティーヌなので、そのへんのファンブックとは格が違う。また、それだけメグレものの食事風景は単なる風俗描写以上のものだと認められているのだろう。ちなみに私は、シムノンのメグレものはほとんど読んでいない。老後の楽しみにとってあるので。老後っていうと……二年後くらいかな。

夕方退社して帰宅。風呂に入って湯船で「コスモポリタンズ」(W.S.モーム著/龍口直太郎訳/ちくま文庫)より、「隠者ハリー」、「幸福者」、「夢」を読む。

夕食の支度。鶏の砂肝を大蒜、唐辛子、オリーヴオイルで炒め、白ワインで香りをつけて塩胡椒。赤ワインを一杯だけ。蒸しブロッコリと魚肉ソーセージのサラダ。その間に炊き上がった御飯で、卵かけ御飯、長葱と豆腐の味噌汁。食後に蜜柑を一つ。