「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/07/23

フレンチ・ミステリ

誰も送ってくれないので自分で送ったセルフ御中元のヱビスビール 24 本が届いて、ちょっと嬉しい大暑。

夕方退社。帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。冷奴(大葉、生姜、茗荷)でビール、青椒肉絲、御飯、南瓜の味噌汁。

夜は「殺人者は21番地に住む」(S.A.ステーマン著/三輪秀彦訳/創元推理文庫)を読んだり。最近、フレンチ・ミステリづいている。フランスの推理小説自体、あまり翻訳されないからか、または因果関係が逆なのかも知れないが、日本ではあまり好まれないようだ。特徴としては、「中編小説なみに短い」、「登場人物がやけに少ない」、「濃厚かつ執拗な心理描写」、「登場人物ではなくて読者に向かって仕掛けられたツイスト(ひねり、トリック)」などが挙げられるが、それぞれ特に嫌う理由にはならない気がする。

とは言え、こういう特徴も「シンデレラの罠」とか「殺人交叉点」のような名作の印象が強烈だからそう思われているのに過ぎず、きっとフランスにも色々なミステリがあるのだろう。ちなみに私は、最近読み返した「殺人交叉点」なども、あっと驚いて素直に感心した方だが、馬鹿にするなと怒り出す人もいると聞く。