「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/08/15

社会の医者

昨日天気予報で、明日は今日とは比較にならない蒸し暑さになります、と言っていたが、その通り。まだ静かな朝の神保町だが、既にあちこちに機動隊の警備車両が並んでいる。

外は暑いし、今日の神保町は物騒なので、持参の弁当を食べながら "Don't point that thing at me" ("Mortdecai Trilogy" (K.Bonfiglioli 著/ Penguin)に所収)を読む昼休み。モートデカイ閣下が政治活動家たちを目撃して、「彼等は自らを社会の病を治す医者だと思っているが、実際は、その病である」と心の中で引用したりするところを、愉快に読む。閣下は野蛮なアメリカに渡り、超ゴージャスなロールスロイスを駆って、西部の砂漠を行く。

夕方、いつもよりさらに早く退社。帰宅して風呂に入ってから、湯上がりに冷えたビールを一杯。冷蔵庫がほとんど空だったので、レトルトのカレーに茹で卵をトッピング、らっきょうの甘酢漬け。夜は「プレイバック」(R.チャンドラー著/清水俊二訳/ハヤカワ文庫) など。