「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2015/02/24

酒肴酒

昨夕、少し体調を崩して、早々に寝てしまったので、早々に起きてしまい、寝不足気味の一日。どうも今週は調子が良くない。季節の変わり目だからだろうか。

今日も夕方に外でミーティングがあり、終了後そのまま帰宅。風呂に入って、「酒肴酒」(吉田健一著/光文社文庫)を読む。正・続が一冊になって復刊されたもの。もともと吉田健一の食関係の文章をあちこちから集めたもので、それが二冊分まとまっているのは非常に結構。これ一冊鞄に入れてどこかのいい旅館にでも行って、遅い朝くらいからこれを片手に唐墨か何かでちびちび酒を飲んでいたら、あれ夕方になってしまったよ、というような生き方をしたいものだが、ままならぬ浮世の世知辛さよ。

湯上がりに冷奴で冷酒を五勺ほどやりながら老猫と浮世について論ずる。のち、ポークソテーの山葵添え、キャベツの千切り、御飯、若布と麩の味噌汁。