「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2015/09/10

乙女

今日も雨。東京の雨はそれほどでもなかったが、近県では特別警報も出て大変なことになっていたようだ。往きの車中の「潤一郎訳 源氏物語」(中公文庫)は「槿」の帖を終えて「乙女」に入った。

喉のいがらっぽさが抜け切らないまま週末を迎えそうだ。体調が特に悪いわけではないが、良くもない、という中途半端な感じ。やや控え目に仕事をして、夕方退社。

帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。ブロッコリと茹で玉子のサラダ、鶏肉の甘辛煮、御飯、若布と麩の味噌汁。林檎を一つ。

「反射」(D.フランシス著/菊池光訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)、読了。シリーズ中の凡作かも知れないが、それなりに面白かった。主人公がアマチュア写真家で、プロットとからんで相当に専門的な知識が書き込まれていることや、全き高潔な人格ではないところなど、ちょっと他の作品とは違う雰囲気を持っている。