「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2015/11/17

吝嗇

今日は朝から妙に温かい。なかなかぴりっとした冬になってくれないものだ。往きの車中の谷崎源氏。四十歳くらいの光源氏が、異母兄である朱雀院にせがまれてその愛娘、まだ十三、四歳の女三宮と結婚することに。正妻的地位にある紫の上の心情や如何に、というあたり。

ここ二週間ばかり悩んでいた懸案事項をえいやと片付けて、すっきり。悩んだ末に、お金と手間のかからない方で、という感じ。人ヲ治メ天ニ事ウルハ嗇ニ若クハ莫シ。これで今週の残りは作業に集中できるかな。

夕方退社。帰りの車中は「スクールボーイ閣下 (上)」(J.ル・カレ著/村上博基訳/ハヤカワ文庫)。帰宅。明日着だと思っていた地ビールが今日届くらしいので、チーズで赤ワイン少々を飲みながらビール待ち。ようやく届いたビールで焼き餃子。うまい……明日も頑張ろう。

夜は「エドガー賞全集 (上)」(B.プロンジーニ編/小鷹信光・他訳/ハヤカワ文庫)などで、短篇小説研究。