「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/07/06

須磨

往きの車中の読書の「源氏物語」(玉上琢彌訳注/角川ソフィア文庫)は第三巻に入つた。「須磨」の帖。光源氏の都落ち。桐壺院の崩御によつて政敵の右大臣一派が勢力を強め、光源氏は朧月夜との密会事件などの処分を待たずして、自ら須磨に身を引く。須磨あたりに隠居もいいなあ。今、神戸の須磨区は「消滅可能性都市」の一つに挙げられるくらゐ寂れてゐるらしいので、平安時代と同じく隠居には絶好かも知れない。

今日も私用のため、少し早めに退社させていただいた。今、帰宅して、これからお風呂。