「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/10/23

紅楼夢ともつ鍋

日曜日。いつもの通り家事と讀書の一日。「バベルの図書館」(J.L.ボルヘス編纂/序文、国書刊行会)より、昨日はメルヴィル「代書人バートルビー」の巻を讀み、今日は蒲松齢「聊斎志異」の巻を讀んだ。

蒲松齢の巻は「聊斎志異」から短い話をいくつか収めてあるのだが、最後に曹雪芹の「紅楼夢」からの二篇も含まれてゐる。興味深いのは、ボルヘスが大長編「紅楼夢」(岩波文庫版の翻訳で全十二巻)からたつた數ページ抽出したのがこの二箇所だと言ふところ。

今日のメインイベントはもつ鍋。意地汚いやうだが數日前から樂しみにしてゐた。夕方、牛もつを洗ひ直すところから。キャベツ、韮、もやし、牛蒡、大蒜チップ。ラングドックの安いソーヴィニヨン・ブラン。のち、ちゃんぽん麺。満足。これでまた一週間がんばれさう。