「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2017/02/10

今日も雪

今日は一日晴れかと思つてゐたのだが、昨日と同じく仕事の手を休めてふと目を上げるとオフィスの窓の外は雪。群鶴ノ毛ヲ振フガ如シ。家で留守番をしてゐるクロさんやムラサキさんは大丈夫だらうか、としばし物思ふ。

夕方からの親会社の全体会議を終へて、退社。今日から帰路の讀書は「横断」(D.フランシス著/菊池光訳/ハヤカワ文庫)。歸り道で百合を買ひ、焼き餃子を買ひ、歸宅。遅くなつたので先に夕食。百合と猫を眺めつつ、ビールで焼き餃子。ああ、今週も何とか大過なく暮らせた。

嗚呼、君よ、「この一杯のために生きてるんだなあ」などと馬鹿なことを言ひながらビールを飲んでゐる週末のサラリーマンを蔑んでくれるな、彼らは確かに君より頭が惡く、要領が惡く、不幸で、自由を知らぬのだらう、それでもなほ死なずに前向きに生きてゐるだけ立派ではないか。